間口3間に7寸5分(大和比)の切妻屋根といたってシンプルな外観。しかし、どこから見ても破綻のない端正な佇まい。日本家屋の叡智が濃縮された究極のカタチ。
日本の家の仕様変更は可能で、お客様による好みやご予算に応じて、柔軟に対応可能です。コストも当然ですが、将来のメンテナンスや家族構成の変化を考えて仕様変更を行いました。このようにお施主様のご希望に柔軟に対応できるところも日本の家の魅力と言えます。
柱は岩手県産の杉集成材、梁にも岩手県産の松集成材を使い、床は徳島杉の無垢板を使用。木の温もりに溢れた空間は、人に格別の安らぎを与えてくれます。
まだ、知る人ぞ知るといった存在のモイスですが、日本古来の土壁の良さにさらに機能をプラスした素材がモイスです。主成分はバーミキュライトという天然の粘土鉱物になり、いろいろある機能の中で一番の良さは調湿効果があることです。これによって内部結露やカビ・ダニの発生を抑制し、家屋を長持ちさせてくれます。
ささら階段を上るとそこには、一般の階高からすると2階にしては低く、一口に小屋裏と呼ぶにはもったいない、三角窓に演出された特別な空間が広がります。
一般的に小屋裏というと、夏場には暑くてとてもいられない場所でしたが、遮熱効果と断熱効果を併せ持つ、屋根パネルを敷きつめることによって、シーズンを問わず快適に過ごせる場所を実現。また、最高天井高で2m70cmあるため、外観からは想像できない開放的な空間になっています。